・コンプライアンス入門書
昨今のテレビ番組。
コンプライアンスが厳しくなってつまらなくなった。
そのような意見を聞くことも多いです。
ただ、これはテレビだけに限りません。
昔に比べてちょっとのことで炎上。
えっ、これで炎上しちゃうの?みたいなことも増えました。
これはコンプライアンスを意識する人が増えたことが要因でしょう。
その件もありますが、本書はもう少し深いところになります。
「犯罪行為」という部分。
いまはそれアウトというのは犯罪行為。
その視点で本書は解説されています。
知らずにやってしまう前に知識として頭に入れておきましょう。
書名:いまはそれアウトです! 社会人のための身近なコンプライアンス入門
著者:菊間千乃
出版社:アスコム
出版年:2020年9月26日
ページ数:208ページ
これくらいいいよね?
それが致命傷になる現代。
コンプライアンスに意識的になりましょう。
意識的になっても過ちがあるかもしれない。
それくらいコンプライアンスが厳しい世の中です。
もう1度、書きますが本書は犯罪行為を中心としています。
知っておかないと本当に危険なことばかりです。
ついついに流されないようにアウトの事例しっかり学びましょう。
・こんなやってしまいがちなことすべてアウト
(P.4) 本書を通して、自分が加害者にならないためにはどうしたらいいか、また被害者になったら、自分の権利回復のために何ができるのか、ということを知っていただきたいです。
【目次】
はじめに
こんな「やってしまいがち」なこと[すべて]アウトです!
第1章:仕事のアウト!
第2章:社会的なアウト! いまどき編
第3章:人間関係のアウト!
第4章:社会的なアウト! 昔から編
第5章:お金のアウト!
第6章:家族のアウト!
おわりに
本書の概要と目次。
加害者にならないために知っておく。
被害者になったら権利回復のために何ができるのか知る。
どちらの視点でもとても勉強になる書籍です。
本書は86個のやってしまいがちなことを紹介。
紹介するだけじゃないところが本書の良いところ。
20歳以上の男女200人にアンケート調査しています。
「やったことある率」も書かれているのでそちらも注目できます。
(P.30) めきめきと成績を上げ始めた女性の部下。「頑張っているな!」と肩をポンと叩いたところ、上司に呼び出されて「セクハラ」だと指摘されてしまいました。
こちらやったことある率。
18%の人みたいです。
腰や胸は問題あるのわかりますよね。
肩くらい良いんじゃないの?と思ったあなた。
現代のコンプライアンスだとアウトという話。
そもそも肩に触れなくても適切に言葉を掛けられます。
そういう面も考えて不必要に触らないということになります。
私的に思う部分です。
数年前のコミュニケーション本。
スキンシップの一環で軽く体に触れよう(それこそ肩など)
書いてあるような書籍を見かけた記憶があるので18%の数字かもですね。
現代のコンプライアンスに置いては危険でアウトの行為。
セクハラに当たる可能性もあるので注意しましょう。
(P.54) 友人に頼まれたアルバイトで、ライバル会社商品について、口コミサイトに「全く効果なし」などと書き込みました。実際は試したこともありません。
こちらもアウトの行為。
やったことあるは6%です。
私はここに関してはもう少しスケールを小さくした行為。
見てもないのにレビューでBAD評価する人とかいるのでは?と思います。
人気YouTuberの人がそうです。
人気になればアンチがついてしまいます。
プレミア動画やライブ配信待ちの場合。
まだ始まってもないのにBAD評価を入れる人がいる。
Amazonの本でも発売前の商品。
カスタマーレビューで低評価にしてしまう。
このような人も予備軍だと感じてしまいます。
ここまで含めると6%以上行くんじゃないでしょうか。
犯罪行為なのでやめるようにしましょう。
(P.60) 電車で移動中、大切な取引先から電話がきたのに、運悪く充電切れ。駅のホームにあったコンセントを勝手に借りました。緊急だったし、大目に見てもらえますよね?
コンセントを勝手に使ってスマホを充電する。
驚きのやったことあり34%です。
驚きのというのは内容になります。
さすがに店舗なら確認取りますよね?
ここ数年はコンセントを完備。
ご自由にお使いくださいも増えました。
これが5年前になるとまだまだわからない。
私は店舗に確認してからコンセント使用してました。
当たり前っちゃ当たり前だけど、34%という数字。
意外と確認しないで使用してた人もいるんですね。
5年前の話になると同じ系列店でも使用できる出来ないあります。
例えば、マクドナルドです。
全部のコンセントを開放してる店舗。
コンセントは全く使えないようにしてる店舗。
特色があり系列店舗だからとかは無いんですよね。
ご自由にも増えてますが、分からない場合は店員さんに確認が大切です。
(P.112) 飲み会で一緒に撮った写真をSNSにアップしたら、「勝手に載せないで」と怒られました。隠し撮りでも、不都合のある場面でもなく、なぜいけないのか、わかりません。
やったことあり22%です。
これを踏まえて話を聞いてください。
4人に1人はSNSに勝手に投稿しちゃうわけです。
あなたが顔出しはしないと固く決意している。
身バレしないようにSNSで顔を出したくない。
どんなに徹底していても外部から漏れてしまう可能性がある。
何と言っても4人に1人ですからね。
両親や兄弟姉妹から流れるかもしれない。
友人関係から流れるかもしれない。
交友関係が広い人ほど顔出し写真が出回っているかもしれません。
載せてしまう方のリテラシーもありますが自分自身の防御。
安易に写真に映らないも選択肢に入れないとダメだと感じます。
【いまはそれアウトです! 社会人のための身近なコンプライアンス入門】
・昔は良かったなんて言っていたらダメ
【新刊】 知らないと危険!! 菊間千乃のいまはそれアウトですでした。
テレビ番組のコンプライアンスの話になるとです。
昔は規制がゆるくて楽しい番組が多かった。
もっとハチャメチャなことやって面白い番組が多かった。
このように言われることも多いです。
しかし、今回の書籍のコンプライアンス。
「犯罪行為」にもなってしまうアウトなこと。
知らないでやっていたでは済まされないになってしまいます。
やったことある率を見ても襟を正さなきゃ危険と感じました。