【新刊】これからは特に柔軟思考 「こうあるべき」をやめなさい

・和田秀樹さんの新刊の書評

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○○すべき。

○○じゃないなんて考えられない。

人それぞれ色んな固定観念があると思います。

自分自身が気づいている固定観念なら良いと思います。

人に押しつけてしまうのは良くないですよね。

 

えっ、それってこうあるべきでしょというやつです。

目玉焼きにソース掛けているのを見ました。

そこに「目玉焼きはしょうゆでしょ」と言う感じ。

これならケンカにはならないとは思いますがw

ただ、夫婦が料理の味つけでケンカしてしまった。

そういう例え話も聞くのであながち無いことも無いのかなw

 

相手のことを尊重しつつの私はこっちのほうが好きだよ。

これなら当たり障りもなくいいかもしれません。

何にしても、「こうあるべき」という思考。

固定観念が強くなるだけですし、もっと柔軟な思考。

考え方を柔らかくしていきたいですよね。

そこで、思考を改めて整理できるのがこちらの和田秀樹さんの新刊です。

 

 

書名:「こうあるべき」をやめなさい 人生が変わる9つの思考法

著者:和田秀樹

出版社:大和書房

出版年:2018年3月22日

ページ数:240ページ

 

和田秀樹さんは有名ですよね。

著作が何冊もある人です。

私も過去に何冊か読ませていただいています。

ただし、当ブログの書評は今回が初になります。

というわけで、気合いを入れて紹介させていただこうと思います。

 

・新しい思考が身につく9つのパターンとは

はじめに:ありとあらゆるプレッシャーから解放される考え方!
第1章:「そうかもしれない」思考
第2章:「あれもこれも(それもあり)思考」
第3章:「やってみなければわからない」思考
第4章:「人は人、自分は自分」思考
第5章:「最後にできればいいや」思考

第6章:「合格点主義」思考
第7章:「答えは常に変わっていく」思考
第8章:「ちゃんと調べる」思考
第9章:「今がどうか」思考
おわりに

 

(P.8) 本書では、幸せに生きていくための代表的な思考パターンの切り替えを9つご紹介します。

 

目次になります。

思考パターンの切り替え9つ。

それが1つずつ独立して章になっています。

人それぞれココは固定観念がある。

こういう思考は出来ていないと思える部分があると思います。

これからの時代を生き抜くためにも大切な思考。

それに毎日の生活を生きやすくなる思考と言える思考ばかりですよ。

 

(P.56) テレビのニュースやワイドショーは、わかりやすい一つの答えを提示しようとします。たとえば、殺人事件が起きたとき。当事者ではない視聴者は、ほんらい容疑者の動機を憶測でしか語ることができません。「Aという可能性があれば、Bという可能性もあります。あるいはCなのかもしれません」 私がテレビ局からコメントを求められたら、このように、どうしても複数の可能性を語らざるを得ません。その可能性をいくつも想定できることがプロだとも思っています。けれども、テレビはあいまいな発言を嫌います。

 

偏向報道ってありますよね。

容疑者は「アニメが大好きで」とか。

容疑者は「ゲームが大好きで」とか。

こういうカルチャーが趣味な人だと狙い撃ちされますよね。

その分野が好きな人がみんながみんなそうじゃない。

むしろ、普通に生きている人のが多い。

それなのにその趣味が悪いんだぞっていう報道の仕方。

あなたもテレビを視聴していて感じるときがあるんじゃないでしょうか。

 

ここの引用で著者の和田秀樹さんが仰ることはもっともだと思います。

Aという可能性があれば、Bという可能性もある。あるいはCなのかもしれない。

その1つを大々的に取り上げる必要は無いのに決めつけで報道が過熱される。

そういうことって多いという印象を受けてしまいます。

それにテレビ局などはスポンサーの兼ね合いもありますよね。

 

私はPokemon GO関連のときにそれを思いました。

Pokemon GOで事故が多発しているという取り上げ方です。

私はその報道を見て利用者数を考えたら「LINE」の方が事故多くない?

「LINE」をやっていてよそ見していて事故を起こしましたって絶対に多いと思います。

ただ、スポンサー的なこともあるし報道されていないだけではって思いました。

それが、合っているか合っていないかはまずは脇においていいと思うんですよ。

1つの答えを提示されていても深読みして考えることを放棄したらダメだと思います。

 

(P.70-71) 活動範囲を広げているのは、リスクヘッジの意味合いもあります。たとえ一つの分野でうまくいかなくなっても、別の分野に力を入れればいい。そう考えれば、精神的にも余裕が生まれます。日本では、一つのことを極める行為に価値をおきます。そのため、会社一筋の人生が真面目で理想的であるかのように評されるのですが、果たしてそうでしょうか。一つの仕事を極めるのを否定はしません。ただ、会社に人生のすべてを預けたところで、定年になれば居場所を失うのもまた事実です。

 

数10年後にはAIに仕事が取って代わられる。

今の職業の半分近くが無くなってしまうとも言われている時代です。

私はむしろ、これからは会社に人生のすべてを捧げる。

イコールで定年まで大丈夫も無いと思うんですよね。

和田秀樹さんは「定年になれば居場所を失う」とも書かれていますが。

私はその前に会社が無くなってしまう時代が早く来ると思っています。

 

そのときに別の分野でリスクヘッジが出来ているかって重要です。

定年まで働けない時代でも色んな職業の門出は開かれています。

今の時代はインターネット系の職業が多くあることです。

数10年前までは考えられなかったことでもあります。

そのように考えると活動範囲を広げて別の分野も触れるの大切だと思います。

 

(P.81) 一つのことしかやっていない人は、どうしても視野が狭くなりがちです。一方で、さまざまな経験をしている人は、広い視野から物事を考えられます。

 

仕事に限らずだと思います。

お店だって色んなお店を知っている人の方が魅力的ですよね。

いつも「安い」を選択肢にしている人なら「高い」店に行ってみる。

逆に「安い」店なんてと価格で判断している人は「安い」店に行ってみる。

お金持ちの人が「吉野家」が意外にも好きというエピソード。

そのようなエピソードもあったりしますからね。

高級バーよりも居酒屋の方が落ち着くという人もいたりします。

広い視野から見て人生の経験値を高めていくのが私も良いと思います。

 

(P.103) 大切なのは「できるか、できないか」ではありません。「やったか、やらなかったか」です。できる人よりも、やった人が偉い、と私は思います。たとえ一度で成功しなくても、やり続けることに価値があるのです。

 

まずはやってみよう。

できるか、できないかを考えていても動けません。

何にしても「やる」だと思います。

その上でやれなかったとしてもそれも有り。

できるかできないか考えているよりも経験に蓄積されますからね。

 

(P.213) 本来は時代の変化にともなって答えは変わります。答えが変わると思うからこそ、常に勉強するというのがあるべき姿勢ではないでしょうか。過去にしばられず、新しい答えを求めて、勉強を続ける。多くの人がそうあってほしいと、私は願っています。

 

勉強していれば考え方も変わります。

好きな人や参考にする人が変わるの当たり前だと思うんですよ。

それなのに前は○○さん好きでしたよね?

前は○○って言っていましたよね?という人は多いと思います。

「一貫性」を他人に求めてしまうのは人間の心理的にあると思います。

だから、それはそれで仕方ないでしょう。

でも、自分自身は変わって縛られず生きる方が良いと私も思う方です。

 

【「こうあるべき」をやめなさい 人生が変わる9つの思考法】

 

・まとめ

【新刊】これからは特に柔軟思考 「こうあるべき」をやめなさいでした。

和田秀樹さんがオススメする9つの思考パターン。

この思考パターンを身につけると生きやすくなると思いますよ。

私もまだまだ「ここはべき思考」していると感じる部分がありました。

柔軟性という部分で参考にしたい思考が多く見つかった書籍でした。