ドラゴンボールのようなすごさ 芦名勇舗の影響力の鍛え方

☆自己啓発書への考え方がすごくいい

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久しぶりにすごいと思った書籍。

まったく知らない状態で読んで思った書籍です。

著者の芦名勇舗さんのことまったく知りませんでした。

読んだ目的は「セルフブランディング」が気になった。

「影響力の鍛え方」というタイトルが気になったのが正直なところです。

 

ただ、影響力の鍛え方を読んで思ったこと。

私の想像していた内容とは見当違いでした。

この「見当違い」というのはもちろん良い意味でです。

久しぶりに痺れる著者に出会えた気がします。

それくらい芦名勇舗さんの考え方が大好きです。

 

 

書名:影響力の鍛え方

著者:芦名勇舗

出版社:かんき出版

出版年:2018年3月21日

ページ数:224ページ

 

やりたいことやフォロワー数。

必要ないという過激な言葉が飛び出しています。

そして私がすごく気になった部分です。

「自分の名前で食っていく方法」です。

私はご存知の人はご存知の通りの話しになります。

 

はてなブログ継続日数1584日目。

はてなブログを開設してから約4年半近く毎日ブログ更新しています。

ただ、自分の名前という面に置いては弱いと自己分析中です。

というのも何回か名前(ハンドルネーム)を変更しました。

そういう部分も含めても名前を覚えている人は少ない印象です。

とは言え、ここは本筋とは外れるので軽くスルーしておきます。

 

私が読書感想文を書く前。

書評に行く前に語りたいことが1つあります。

著書の芦名勇舗さんのこの考え方が素晴らしいと思いました。

それが今回のブログタイトルの伏線回収と言える部分です。

ドラゴンボールのような凄さと思いました。

 

第5章の「ビジネスセミナーはドラゴンボール」と一緒。

ここは引用しませんでしたけど、本当に良かったです。

簡潔に言うとこういうことになります。

 

・読んだら必ず成功すると思ったら大変

・読んだら元気が出る、勇気が出ると思ったら有益

 

この言葉は色んな人に捧げたいです。

自己啓発セミナー難民。

自己啓発書を読んでるのになんで変われないの?

そういう人には励みになると思います。

もちろん、そこに甘んじては行けないと思いますよ。

 

ただ、「元気が出る」や「勇気が出る」という部分です。

これで行動力が上がったら儲けもんじゃないですか?

私は自己啓発書を読むとやるぞーと元気をもらえます。

でも、一時期陥っていた部分があるのでよくわかるんですよ。

どういうことか簡潔に書いていきます。

 

要は、著者の芦名勇舗さんが仰る通りです。

「読んだら必ず成功すると思ったら大変」の部分になります。

自分を追い込んで「モノにしなければ」と思う人が多いと思うんですよ。

自己啓発難民には自分はなりたくないと背負い込みすぎる。

そうすると億劫になったり逆にやる気がなくなったりするんですよね…。

 

そうではなく、勇気が出るや元気が出ると思って読む。

例えるなら自分の大好きな趣味に打ち込んでいる感じです。

音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画を見る、ゲームをするなどなど。

人それぞれの元気が出ることってあると思います。

自己啓発書もそういう位置づけで別に良いって話しなんですよ。

 

「この1冊で絶対に成功してやるんだ!!」と思うより。

「元気や勇気をもらうために楽しく読む」のほうが有益ですよね。

この部分において芦名勇舗さんの語ることがすごく腑に落ちました。

ドラゴンボールを読むように自己啓発書を読めばいいんですよね。

肩の力が抜けるようなことを言っていただいて感謝したいです。

それでは、ここからは気になる中身を掻い摘んで書評させていただきます。

 

☆ドラゴンボールのようなすごさ 芦名勇舗の影響力の鍛え方

 

はじめに
第1章:「フォロワー数」と「やりたいこと」の呪いを解け!
第2章:猛烈にやり抜かざるを得ない環境に身を置く
第3章:月収2400万円からハリウッド俳優への挑戦
第4章:「なぜ?」を掘り下げ伝えれば、「信頼」は自然に築かれる
第5章:自分の名前で食っていくための「営業力」を鍛える
第6章:「怪物思考」で頭1つ抜け出す違和感をつくる
おわりに

 

(P.5) 「自分の名前で食っていく」ためにはどうすればいいのか。本書では、ブランドの正体から、セルフブランディングを実現するための具体的なノウハウやトレーニングといった「信頼を構築し、真の影響力を鍛える方法」をお伝えしていきます。

 

影響力の鍛え方の目次になります。

本書の章立ての項目です。

気になる項目が人それぞれあるんじゃないでしょうか。

私は読んでみてこの考え方は大好き。

参考にしたいと思える部分がてんこ盛りでした。

 

最近はSNSが全盛の時代です。

インスタやTwitterなどのSNS、ブログ、YouTubeなど。

有名になりたい人も多いと思います。

そのような人には参考になる部分が多いと思いますよ。

一般的に書かれているセルフブランディングについて。

そことは少し変わった考え方のセルフブランディングについて書かれています。

 

(P.27) 堅実かつ効率的に生活費を稼ぎたいなら、「やりたいこと」よりも「できること」を仕事にしましょう。最近、「やりたいことで食べていく」という言葉が流行っています。しかし、まずは生活費を「できること」で稼ぎ、そのあとに「やりたいこと」を仕事にするのか、趣味にするのかを選べばいいのです。経済的に成功された方を見ていると、「稼げること」にまず着手し、その後「やりたいこと」は趣味でやっている人が多いように思います。

 

まずは生活費をできることで稼ぐこと。

これは私なりの経験で書いていきます。

私なりの経験と言うかいろいろ見聞きして思ったことです。

著書の芦名勇舗さんが仰るとおりなんですよね。

最初は「やりたいこと」より「できること」に着手したほうがいいと思います。

 

その理由については私なりの視点です。

というのも、「お金」が無いと「不足」に焦点が当てがちになります。

そうなると行動が萎縮したり大胆な行動が取れなくなります。

結局のところ「大胆な行動」が取れなくなるんですよ。

しかも、毎日が「不安感」に襲われたりします。

行動を起こそうと思ったのに不安で行動が起こせなくなるという本末転倒になります。

 

そういう意味では余裕を持って「やりたいことを仕事にする」が良いと思います。

例えば、、

「1年間は収入が無くても暮らせる資金(貯金)を持っておく」

「1年間は実家にお世話になって仕事に打ち込んで成り上がる」

などなど、「不安」を感じずに「安心」を感じる環境をつくることです。

不安感からやるとあんまりよろしくないことが起き続けるのは経験的にありますので。

 

株で成功したい人のことでもこういうことを言っていた人がいます。

最初の何十万円は勉強代として減ったとしても割り切る。

株に集中するなら「生活費は別にして貯金として持っておく」ということです。

これも、不安を感じないためだな~って思いました。

自分の成功を遠ざける要素に「不安」って大きいと思うんですよね。

だからこそ、稼げることに着手するってすごくわかります。

 

(P.49-50) 勘違いしている人が多いのですが、結果を出すために「志」は必要ありません。「志はすぐ消える」からです。どんなに最初に志を確立しているつもりでも、時間の経過や、外からの要因によって志は薄らぎ、変わっていきます。
(中略)
「志を高くしたところで、野球が上手くなるわけではない」というのは、言われてみれば誰もが理解できることだと思います。志が高いだけでは、夢が妄想で終わってしまうのです。志より、具体的に実践せざるを得ない環境に身を置くことが大切です。

 

この芦名勇舗さんの引用部分はめちゃくちゃ耳が痛い言葉。

でも、腑に落ちる部分でわかる、わかると思える部分でもあります。

いくら志を高めてもダメなものはダメなんですよ。

よく言われる定番の言葉がありますよね。

 

・明日から本気出す

 

これは志を高めただけの言葉ですよね。

明日から本気出すで上手くすんなり変われた経験。

50回中1回あれば良いのではないんじゃないでしょうか。

それだけ意志力だけではなかなか人間は変われないと思います。

 

だからそこの環境の大切さです。

実践せざるを得ない環境に身を置く。

小説家の人が締め切りに追われてホテルに引きこもる。

所謂、かんづめと言われることですけど、これだと思いますね。

外部の状況はシャットダウンすることによって集中力が増します。

 

(P.72-73) 多くの人は「あれも欲しい、これも欲しい」と自分の欲求に人生を左右されますが、それは「大きな欲求がないことの証」といえます。決断とは「決めて断つ」と書くように、自分の道を決めたら、それ以外の選択肢を完全に捨てること。これは非常に勇気のいることです。しかし、捨てることで「覚悟とプライド」が生まれます。

 

目先の小さな欲に惑わされてしまう理由。

それは大きな欲求が無いからというのはわかります。

それと道を決めたらそれ以外の選択肢を捨てることもわかります。

私も捨てたことによって「覚悟」を持って取り組めた。

そういう経験はあるのでまずはやめることを決めること。

本当に人生において大切だなって改めて思いました。

 

(P.123) SNSの発達で情報が溢れかえった今日では、マスメディアが報じた情報に対し、斬新な解釈を披露した第三者が評価されるようになりました。つまり最新の情報を持っている人よりも、こんな観点はどうですか?とまるで「大喜利」のように面白い視点を差し込める人が、高く評価されています。

 

Twitter大喜利と言われるネタタグ。

こういうタグに参加して笑いを取るの大好きです。

私は元々は雑誌やラジオのハガキ職人でした。

このことはブログで何度も書いています。

そういう意味で言うと自分なりの観点は持っていると思います。

 

よく言われるのは、「チョイスが好き」です。

これは観点や着眼点になりますよね。

同じ本を書評する人って山ほどいます。

でも、私なりの着眼点は私だけの財産です。

そういう意味で言うと昔の経験がブログで活きていると思います。

 

(P.173) 「価格」は自分で決める。しかも「言い値」でいい。そして僕は、相場で「価格」を決めないようにしています。相場で決めるということは、決めていないのと同じです。価格をどこに設定するのかが、ビジネスの面白さでもあり、勝敗する左右すると言っても過言ではありません。

 

私は自分の価値を低く見積もり過ぎていた。

ある人に言われてそのように強く思いました。

自分の価値って自分で決めて良いんですよね。

それなのに自分の価値を低く見積もるとは何たることか…orz

この引用で言うと私は「相場」とか意識しちゃうタイプでした。

グーグル先生などで検索して「平均」を調べてみる。

その平均値に沿って自分の意見は言うタイプから卒業したいとより強く思いました。

 

【影響力の鍛え方】

 

☆まとめ

影響力の鍛え方。

芦名勇舗の書籍を読んだ読書感想文でした。

引用以外の部分でもとても素晴らしいことが書かれていました。

芦名勇舗さんの考え方すごく大好きです。

今後の私の指針としても参考にしたい部分が多かった本でした。