【名言】無知の知って大切 生きるのがふっと楽になる13のことば

☆無知というのを自覚すると生きやすい

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私の大好きな言葉というか名言ですね。

何でもは知らない。知っていることだけ。

西尾維新の化物語という作品。

そちらの羽川翼というキャラの有名セリフです。

人間誰しも知っていることと知らないことがあるのは当たり前。

無知なのって別に恥ずかしくないんですよね。

 

だからと言ってそれに甘え過ぎたらただのバカです。

言うならば、「無知の無知」になってしまいますからねw

勉強するところはきっちりして勉強する。

その上で知らないところは知らないとハッキリ言える素直さです。

素直な心が大切なんじゃないかと思います。

 

今回紹介する本は名言集です。

と言っても、著書の名越康文さんの説明が中心。

名言の数で言うと、13個の名言になります。

数は少ないですけど、名越康文さんの説明がとても現代的。

現代に適用しやすい説明ばかりなのですぐ知識として取り入れられますよ。

 

 

書名:生きるのが"ふっ"と楽になる13の言葉

著者:名越康文

出版社:朝日新聞出版

出版年:2018年2月20日

ページ数:240ページ

 

一生懸命はええけど、頑張りすぎはあかんよ。

考え方の柔軟性って生きていく上でとても大切だと思います。

色んな考え方を持ってしっかり心のグレーゾーンを持つ。

私はそういう感情の揺れ動きで生きているので何とかなっていると思っています。

そんな、心の中のグレーゾーンを拡大してくれる生きるのが楽になる書籍の書評です。

 

☆【名言】無知の知って大切 生きるのがふっと楽になる13のことば

 

はじめに:試行錯誤を助けてくれる言葉
第1章:「幸せな時間」のつくり方
第2章:「才能」の見つけ方
第3章:「怒り」との接し方
第4章:「恨み」の上手な晴らし方
第5章:「動じない心」のつくり方
第6章:「親切」の行い方
第7章:「個性」の活かし方

第8章:「有能さ」の磨き方
第9章:「嫉妬」のかわし方
第10章:「思考停止」の防ぎ方
第11章:「新しい自分」の見つけ方
第12章:「後悔」の避け方
第13章:「失敗」との付き合い方
おわりに:人生を支えてくれる言葉

 

(P.1) 本書では、古今東西の作家、思想家、哲学者、学者や政治家──偉人と呼ばれる天才たちが遺した13の言葉を取り上げていますが、どれもこれも一癖も二癖もある名言ばかりです。

 

生きるのが"ふっ"と楽になる13の言葉の目次です。

今回の書評は最初に名言と人物。()は人物です。

※は名越康文さんの名言に対しての説明文を抜粋して引用しました。

私なりにココと思えた部分の引用です。

ただ、名越康文さんの説明が良すぎます。

人それぞれ言葉の響く部分も変わってくるはずです。

本書を読み込むといろんな部分で考え方に幅が出てくると思いますよ。

 

(P.12、P.20) われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生に十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている(セネカ)

※オートマティックな惰性に流されて生きている人と、毎日少しずつ、1時間でも2時間でもひとりの充実した時間を持つように意識した人。両者の差は、100日くらいではまだわからないかもしれない。でも1000日経てば、その積み重ねが効いて、結構取り返しのつかないほどの差がついてくる。

 

惰性的ではなく能動的に生きよう。

今年の当ブログの大きなテーマです。

何度も何度もブログに書いていることです。

私自身が言葉に出して鼓舞している部分があるので多く言葉にしています。

100日くらいではまだわからない。

1000日経ったらその積み重ねが効いてくるって言葉が励みになります。

 

能動的に生きるって言うと仕事に一生懸命。

勉強に一生懸命というイメージを持つかもしれません。

私はそういうことではないと思います。

「自分で選択してそれを選び取る」ってことです。

別にアニメやゲームなどの趣味の時間を潰す必要は無いんですよ。

その時間も惰性的に選ぶのではなく「これがしたい!」と自ら選ぶ。

能動的に2倍楽しむくらいの勢いで息抜きすればいいと思います。

 

(P.114、P.117) 知識のある人はすべてについて知識があるとは限らない。だが、有能な人は、すべてについて有能である。無知にかけてさえも有能である(モンテーニュ)

※「有能」っていうのは、たとえばひとつの話題を振られた時に、その話題をどう広げるかっていうことに関わってくる。それって「知識」の量とは基本的に関係ないんです。

 

知識があるから有能とは限らない。

有能だからと言って知識があるとは限らない。

一般的に有能と言うと頭の良さをイメージしますよね。

この人は頭がいいから有能だという感じです。

でもそうではないというのが、この引用になります。

 

話題を振られたときに上手く会話することと知識の多さ。

その話題で1時間とか2時間話せるのって確かに知識量じゃないですからね。

いくら知識があっても話題を広げられない人は大勢います。

逆に知識が無くても聞き上手で何時間でも話せる人はいると思います。

言われてみればですけど、なるほどと思える引用でした。

 

(P.154、P.162) 人間は遅疑しながら何かするときは、その行為の動機を有り合わせの物に帰するものと見える(森鴎外)

※権力というものに対してどのように距離を取るか、という問題とつながってきます。たとえば会社の中でも「長いものに巻かれろ」っていう同調圧力が起こった時に、表面的にひとつの態度を選択したとしても、心の中に余地を「2割残しておく」っていうのが、とても大切じゃないかと思います。

 

私はいろんな部分のグレーゾーンを持っています。

自分の線引きと言えるか心の中のグレーゾーンです。

悪い意味で言うと「自分の意思表示が下手」と言えるかもしれません。

引用でいうと「表面的にひとつの態度」の部分です。

私は「ひとつの態度」を取るのが苦手なタイプと言えるかもです。

余地を2割残しておくどころかグレーゾーンなので半分くらいあるかもしれませんw

 

でも、これはこれで自分のことを理解すれば意思表示なのかなって思えてきました。

簡単に言うと、意思表示できない自分自身を意思表示しているわけです。

こういう精神だから今までどうにか過ごせている部分もあると思いますからね。

よく言われる言葉で逆説なのあるじゃないですか?

たとえば、「選ばないことを選んでいる」という言葉。

これだって選ぶことを最初から選ばないと意思表示しているわけです。

話しを戻すと何にしても心の中に余地を持っておくことって大切だと思います。

 

【生きるのが"ふっ"と楽になる13の言葉】

 

☆まとめ

生きるのが"ふっ"と楽になる13の言葉。

名越康文の書籍を読んだ読書感想文でした。

本書のタイトルの「生きるのがふっと楽になる」です。

その通りの心が楽になることが多く書かれていました。

13の言葉についての名越康文さんの解説も良かったです。