☆自分の中の思い込みって怖い
自分の中の思い込み。
自分の中で判断している。
誰しもが絶対にあると思います。
本人がどう思っているかは本人にしかわからない。
そう書くと当たり前ですけど当たり前になれませんよね。
たとえば、LINEの既読スルーで凹んでいる人は山ほどいます。
このLINEの既読スルーだって本人がどういう意図で既読スルーしたのか。
その意図というのは本人にしかわかりません。
それなのにあれこれモヤモヤ悩んでいる人は多いと思います。
これは、LINEに限らずメールの返信でもそうですよね。
「なにかあって忙しいのかな…」
「なにか怒らせること言っちゃったかな…」
「無視されてるのかな…」
本人にしかわからないのにあれこれ考えてしまいます。
メール返信なかった理由が相手が「寝てた」だけ。
文章にすると笑い事ですけど、ほんとあるあるじゃないでしょうか。
どういう意図でなのかは本人にしかほんとわからないと思います。
たとえば、私がTwitterのリプライ(メッセージのやりとり)に返信するとき
滅多にリプライは来ないアカウントですけど、来たときはこう決めています。
リプライにはLINEの既読的な感じで「いいね」を押します。
このLINEの既読的な感じの意図は「読んだよ」ということです。
私宛へのリプライをいただきました。
返信しなくても読み終わったらそのリプライに「いいね」します。
1通やり取りして2通目を返信しない場合は相手のそのリプライに「いいね」です。
そういう既読ですの意図があるわけですけど「いいね」の使い方なんて人それぞれ。
人によっては「なんでリプライにいいねされてるんだ?」と思うかもしれません。
LINEの既読スルーされた意図がわからないと同様だと思います。
ということで、今ここへの集中力を高めようのマインドフルネス本を紹介です。
書名:1日10秒マインドフルネス
著者:藤井英雄
出版社:大和書房
出版年:2018年1月19日
ページ数:208ページ
今「ここ」に集中するエクササイズ。
わかりやすい解説と実践できるワークが書いてあります。
マインドフルネス本って初級から上級まで幅広いと思います。
そういう意味で言うと本書は初級の初級。
マインドフルネスに馴染みの無い人も手に取りやすいと思います。
何と言っても本書のコンセプトは「1日10秒」ですからね。
それでは、マインドフルネス本を掻い摘んで紹介させていただきます。
☆あなたが思う既読スルーは実は違うかも 1日10秒マインドフルネス
はじめに
第1章:10秒の時間で人生も仕事も大きく変わる
第2章:いつでもどこでも10秒でできるマインドフルネス瞑想入門
第3章:一喜一憂しない 実践! 10秒マインドフルネス
第4章:こんなときに役に立つマインドフルネスを応用しよう
おわりに
(P.9) 本書の題名には2つの意味があります。
1:1日10秒から始めて、マインドフルネスな状態になる
2:10秒間、マインドフルネスを継続する力をつける
どんなに忙しい人でも10秒なら隙間時間にマインドフルネスのエクササイズができます。もしゆとりがあったらもっと長い時間(5分以上)の瞑想にもチャレンジしてみてください。10秒間で効果的にマインドフルネス瞑想をアイデアや長い時間の瞑想を使ってネガティブ思考を手放す方法をたくさん盛り込みました。今日からあなたも10秒でも始められる、マインドフルネス瞑想を始めましょう。
1日10秒マインドフルネスの目次になります。
書名がインパクトありすぎですよね。
「1日10秒って本当?」
このような疑問が出てもおかしくないです。
そういう人も多いので最初に本書の題名の説明があります。
まずは10秒でも感じる力や気づく力が変わると思います。
本書を読み終わって実践していくとその変化を感じ取れると思いますよ。
(P.25) マインドフルネスとは「今、ここ」の現実にリアルタイムかつ客観的に気づいていることです。つまり、思考というバーチャルの世界を離れて「今、ここ」に集中する生き方です。その結果、ネガティブ感情を癒し、ポジティブに生きることができるのです。
今、ここに集中する。
誰しもが思考しているのは当たり前です。
私もあっちこっち思考がよく移ろいやすいです。
そういう人こそマインドフルネスや瞑想を取り入れる。
自覚できるようにすることで生活の質や仕事の質が改善していきますよ。
私はその恩恵を受けている1人なので本当に実践して良かったと思っています。
(P.30) 「無視されたのではなく、気がつかなかっただけかもしれない」と別の可能性を考えてみることができれば、ほっと一息つくことができるようになるのですが、それには自分の思考がゆがんでいることに気づく必要があります。「今、ここ」で悲しい気分に陥っているときに「自分がゆがんだ思考によって悲しい気分に陥っている」という現実に気づくこと、それがマインドフルネスです。
街中で知り合いに声を掛けました。
「スルー」されてそのままそそくさと行ってしまいました。
そのときに感じるのは「無視された」と思う人が大半じゃないでしょうか。
そう決めつけてしまうのが「思考のゆがみ」です。
「無視」じゃなくて「気がつかなかっただけ」ということもありますよね。
それなのにそれだけで気持ちを落ち込ませて凹んでしまう。
冒頭のLINE既読スルーの話しと通ずる部分もあります。
結局のところその行動を取ったのは本人にしかわからない。
別の可能性を考慮しないで凹むのは勿体ないですよね。
そのときこそ「今、ここ」にしっかり集中する。
自分がゆがんだ思考で物事を捉えていないか考える。
このことは実践できると役立ちますし本当に大切なことだと思います。
(P.63) 緊張しているときに「落ち着け」と念じてもなかなかリラックスできません。なんとかリラックスしようとするよりも10秒マインドフルネスで呼吸を感じることで呼吸を整えたほうがいいでしょう。「荒い呼吸をしていることに気づく」→「緊張に気づく」→「呼吸を整える」。その結果、心も穏やかになるという効果も期待できます。
ここ最近は呼吸法にハマっている。
呼吸法の大切さに気づきましたと当ブログで書きました。
先週の書評で呼吸法についての著書を紹介したら好評でした。
【たかが呼吸と侮ると損しますよ!! 人生を思うように変える呼吸法】
パム・グラウトの人生を思うように変える呼吸法という本を紹介しました。
呼吸法を知っていて時々によってその呼吸を取り入れる。
これだけで生活の質がすごく改善していきますよ。
緊張しているときは呼吸が浅くなるとよく言います。
リラックスできるように深い呼吸を意識的にしたいですね。
(P.91) 実況中継してみましょう。親しい友人の話を聴くように「悲しみにとらわれていたんだね」と声をかけてみるのです。感情に名前をつけ、自分を実況するとき、自分を客観視して一歩引いた視点に立つことができます。その結果ほっと一息ついてネガティブな感情を手放してもっと自由に考えることができるようになります。
感情に名前をつけて実況する。
はたから文章にすると「バカらしい」と一蹴する人もいるかもしれません。
でも、このことってバカにならないくらい客観的になれます。
私は潜在意識のことを「潜在意識ちゃん」と言っていますw
そうなると潜在意識について考えるときに一歩引いた視点に立てます。
「私の中のイライラ君が発動中だー」
こういう小さなことでも客観視できるのでネガティブ感情を手放せる。
ネガティブ感情が起きたあともすぐに気持ちの対処が出来ていきますよ。
(P.98-100) 瞑想中に雑念に気づくのはよいことです。あるがままに出てくる雑念をマインドフルネスとなり、「今、ここ」にいることに気づいて考えることをやめる。そうやって雑念という思考を手放す練習をしていきます。このスキルこそ、「棚上げ」という方法なのです。この棚上げの力を鍛えることこそ、ここでの瞑想の目的の一つです。
(中略)
棚上げして忘れてしまったならそれはたいしたことではありません。棚上げによって手放したものはたいしたことがないものです。棚上げは執着を断ち切る力を養っているとも言えます。
瞑想中の棚上げというスキル。
私は瞑想時間は10分でやっています。
ただ、思考にとらわれてニュートラルに戻すがまだまだ多い。
姿勢を正したり息を最初から整えたりすることも多いです。
私は良いも悪いも執着心はめちゃくちゃ強いほうだと思います。
断ち切る力をもっと養う上でこの棚上げというスキル。
今日からの瞑想をするときに活かしていこうと思いました。
【1日10秒マインドフルネス】
☆まとめ
1日10秒マインドフルネス。
藤井英雄の著書を読んだ読書感想文でした。
最初にも書いた通りでマインドフルネスの入門書にも最適です。
心の持ちようと言う面でもこういう思考を取り入れよう。
こういう考え方をするとラクになるということが散りばめられています。
私は最後に紹介した「棚上げ」というスキルをもっと磨こうと思っています。