あなたが見ているものは錯覚 脳は「ものの見方」で進化する

・脳について知ることの大切さ

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脳について知る。

潜在意識についてとの兼ね合いもあります。

脳科学本を読むの大好きです。

習慣を変えると脳について知って変革する。

私にとってこの2つは特に大切なキーワードです。

 

今回ご紹介する著書は少し小難しかったです。

ただ、内容としてはとても素晴らしい本でした。

何度も読んで考え方をインストールする。

きっちり要約できるようになりたいと思った本でもあります。

人それぞれ色んな見方があると思います。

 

人よって見方が変わる絵などってあるじゃないですか。

トリックアートというやつです。

ルビンの壷など有名ですよね。

今回の著書は文章だけじゃございません。

ところどころにそういう仕掛けが施されています。

そういう意味でなるほどと思える部分も多かったです。

 

 

書名:脳は「ものの見方」で進化する

著者:ボー・ロット

訳者:桜田直美

出版社:サンマーク出版

出版年:2017年11月6日

ページ数:411ページ

 

サンマーク出版の桜田直美さんの翻訳本。

良い本が多い印象です。

特にパム・グラウトの翻訳本。

こうして、思考は現実になるは超良書。

大好きな著書でもあります。

それでは、そんな桜田直美さんの翻訳本の紹介です。

 

・あなたが見ているものは錯覚 脳は「ものの見方」で進化する

 

本書への賛辞
はじめに
1章:色の不思議
2章:情熱に意味はない
3章:知覚から意味をつくる
4章:錯覚は錯覚である
5章:王子になることを夢見たカエル

 

6章:思い込みの生理学
7章:「未来の過去」を変える
8章:見えないものを見えるようにする
9章:不確実性を歓迎する
10章:イノベーションを生むエコロジー
おわりに
謝辞
訳者あとがき

 

(P.18-19) 本書を読めばあなたも実感できるだろうが、人生は本来、不確実なものだ。なぜなら、世界を構成する物事は、つねに変化しているからだ。そのため、不確実という問題を考えることが、私たちの人生で大きな地位を占めるようになっている。

 

脳は「ものの見方」で進化するの目次になります。

人は本来、不確実なもの。

つねに変化しているから。

そういうことを考えさせてくれる著書です。

特に今からの時代はこういう考え方は必要です。

時代は目まぐるしく変化していきますからね。

 

(P.94) 人間は現実をありのままに見ることはできない。それは、脳が五感を通して受け取る情報は、本質的に無意味であるからだ。それでは、脳の機能を活用して新しい創造性を獲得するためには、どうすればいいのだろうか? 第一に、人間の知覚にはつねに意味があるということを確認しておく必要がある。人間は、目の前にある情報だけでなく、過去の情報も参考にして意味をつくり出しているのだ。

 

固定観念という言葉がありますよね。

人それぞれの生まれ育った環境や人生経験。

それによっての見方というものがあります。

そういう意味で現実はありのままに見えない。

私も含めて皆さまも絶対にあると思います。

 

(P.118) 環境を変えれば、脳を変えることもできる。そして脳が変わると、イノベーションにつながる。ただし、環境を変えすぎるのもよくない。進化と自然淘汰の理論で考えれば、あまりになじみのない環境に身を置くと、正しい適応に失敗するからだ。しかし、「変えすぎる」の基準は相対的だ。初心者にとっては大きすぎる変化でも、プロにとっては朝飯前だったりする。

 

環境を変えましょうはよく聞きますよね。

私も環境はどんどん変えていきたいタイプです。

ただ、変え過ぎも良くないということを言われています。

これはこういう例えをするとわかりやすいんじゃないでしょうか。

旅行先に行ったときなどは多少なりとも緊張しますよね。

いきなり自分と違うステージに行けば良いより悪いの発動です。

そういう意味でも初心者は徐々にレベルアップしていく。

それが当たり前になるように自分を成長させていくの大切です。

 

(P.164) そもそも私たちは現実を見ていない。ただ過去において役に立った解釈を見ているだけだ。それはつまり、こういうことになるだろう──すべてが錯覚か、または錯覚などまったく存在しないかだ。そして答えは、「錯覚など存在しない」になる。新しいものの見方を獲得するためには、まず「見る」という行為に対する見方を変える必要がある。これはただ視覚だけではなく、生きることすべてに関わってくる問題だ。

 

見るという行為に対する見方を変える。

少し禅問答と言える考え方ではあります。

でも、大体の人の見方は一定じゃないでしょうか。

だからこそ、固定観念という言葉もあるわけですし。

普段、見ている見方に対して少し疑問を抱いてみる。

そうすることによって新しい見方が見えてきます。

 

(P.190) 今日ポジティブなことを考えれば、統計的に明日もポジティブなことを考える確率が上昇するということだ。なんだかスピリチュアルめいた話だと思うかもしれないが、実際は科学的に証明できる現象だ。

 

ポジティブシンキングの良さです。

これって科学的に証明できる現象みたいです。

ネガティブな人がいきなりポジティブになる。

これはキツいことだと思います。

ゆっくりマイペースで良いと思うんですよね。

最初はネガティブ8割でポジティブ2割でもいいんです。

それを徐々に引き上げて自分の中の考え方を変えていく。

変えようという意識がまずは大切だと思います。

 

【脳は「ものの見方」で進化する】

 

・まとめ

脳は「ものの見方」で進化する。

ボー・ロット(訳者:桜田直美)の著書を読んだ読書感想文でした。

脳について知ることってすごく大切だと思います。

見方も考え方も流されない。

柔軟な姿勢を持てるように勉強しておきたい分野だと思います。